セキュリティアドバイザーが解説、警備会社がDX推進する3つのメリットは?

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コラム

2022年の警備員を含む保安業の有効求人倍率は 7.43倍(平均の有効求人倍率は1.28倍)にもなり、警備業界は慢性的な人手不足に年々悩まされ続けています。
人員を拡充するためには、担当場所によって都度大きく変わる労働環境の不安定さや、業務内容に対して給与が低いといった状況を改善する必要があるでしょう。
しかし、そういった課題は警備会社のDX化が進むことで解決できるかもしれません。

本記事ではアジラで警備サポートを務めるセキュリティーアドバイザー安部田が、警備DXの意味や必要性、推進されることで得られるメリットについて解説します。

株式会社アジラ セキュリティアドバイザー
安部田 貞勝(SadakatsuAbeta)

警備業界で12年間活動し、現場立ち上げから運営、指導まで幅広い業務を経験したセキュリティ専門家。社会の変化と共に常に問題解決能力を発揮し、その中で培った深い知識と経験を活かして2022年からAI警備システムを提供する株式会社アジラに参画。現在はセキュリティアドバイザーとして、企業のセキュリティ課題に対し策定と解決に向け様々な施策を提案、サポートを推進中。

そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)とは?

そもそもDXとは「データやデジタル技術を活用してビジネスのあり方や職場環境を改善すること」を意味します。

経済産業省のDXに関するレポートによると、DXは以下の3つ段階に分類されます。

《DXの構造》

1.デジタイゼーション(Digitization):アナログ・物理データのデジタルデータ化

2.デジタライゼーション(Digitalization):個別の業務・製造プロセスのデジタル化

3.デジタルトランスフォーメーション(DX):組織横断/全体の業務・製造プロセスのデジタル化、 “顧客起点の価値創出”のための事業やビジネスモデルの変革

この3ステップの順序は厳密に決まっていないものの、スムーズにDXを推進するためにはデジタイゼーションから順に進めていくことをおすすめします。

参考:経済産業省 DXレポート2中間取りまとめ(概要)
「4.3 DX成功パターンの策定 | DXの構造」より参照
https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-3.pdf

警備DXとは

警備業界には慢性的な人手不足や従業員の高齢化などさまざまな課題があり、DX化は急務と言えます。

前述では一般的なDXについて解説しましたが、警備業界における主なDXは以下のようなことが挙げられるでしょう。

1.デジタイゼーション(Digitization)

(現状)アナログ情報(例:目視のモニタリング、人による人数カウント、アナログ記録)
(変化)デジタルデータへ変換(例:AIによる自動計算と人数カウント、データの自動化)

2.デジタライゼーション(Digitalization)

(現状)人による対応、人の感覚による警備作業や人員配置
(変化)システムの導入(例:防犯カメラのAI化による不審者の早期発見、データ活用による警備人員配置の最適化など)

3.デジタルトランスフォーメーション(DX)

・AIの学習により不審者や予兆を早期検知→事件事故の未然防止が実現(新たな価値創造)
・データ取得により警備だけでなくマーケティング領域への転用可能

警備DXにおいては、まずは現状のアナログ要素が強い現場をデジタル技術導入により定量的に可視化できる状態へ変えていく「デジタイゼーション」から始めることをお勧めします。

防犯カメラを活用した警備DX化による3つのメリット

警備DXと一言で言っても、様々なアプローチがあります。
今回は中でも私たちに身近な存在である「防犯カメラ」を活用した場合の警備DXをご紹介します。

防犯カメラを活用した警備DXにより得られるメリットとして、下記の3つが挙げられます。

  • タイムリーなトラブル対応
  • 人手不足の補完
  • 危険予測によるトラブル・事故の未然防止

それぞれどのように改善が図れるのか、詳しくみていきましょう。

【警備DXのメリット①】タイムリーなトラブル対応

従来の人による防犯カメラのモニタリングの場合、モニター台数の多さやヒューマンエラーによる見落としを完全に防ぐことができず、一定の警備の抜け漏れが発生していました。
また、マンパワーが限られていることもあり、トラブルや事件が発生しても気づけないことやタイムリーに対応ができず、事後対応となってしまうケースも少なくありません。

そこで、AIによる映像解析が搭載された防犯カメラを導入した場合、24時間365日モニタリングの実施が可能となるため、抜け漏れのない警備体制を築くことが可���となります。
そして、トラブルが発生した場合はAIが現場の警備員にアラートを発し、人によるタイムリーなトラブル対応が可能となるでしょう。

【警備DXのメリット②】人手不足の補完

警備業界は慢性的な人手不足が続いており、業界が抱える大きな課題のひとつです。
人手不足により業務負荷も増え、警備サービスの質自体にも影響を及ぼす可能性が高い状態と言えるでしょう。

AIによる映像解析が搭載された防犯カメラを導入した場合、巡回警備や防犯カメラのモニタリングなどを365日24時間稼働が可能なAIが補うことで、警備の質を維持したまま従来もしくは少ない人員での警備業務が可能となります。

このように、警備DXにより人手不足の補完が期待されます。
そして、将来的にはこうした警備業務の改善が警備コストの削減や警備員の待遇改善にも繋がるでしょう。

【警備DXのメリット③】危険予測によるトラブル・事件の未然防止

近年設置台数が増加傾向にある防犯カメラの活用は、事件事故が起こった後の確認に留まっているのが現状です。

現状の防犯カメラにAI機能を搭載した場合、取得した映像からAIが学習を行い、不審者特有の特徴の割り出しや過去データを元に予測をおこなうことが可能となります。そのため、不審者の察知だけでなく不審な行動や危険な状況を事前に察知することができます。

また、多くの人がつまづく場所やぶつかりトラブルが起こりやすい場所、寄りかかっている吹き抜けの手すりなどは、どの施設や建物でも少なからず存在しているものです。
取得したデータを元にそうした場所をマークアップし事前対策を講じることで、転倒・転落や衝突などの事故を未然に防げます。

このように、警備DXにより過去データを収集して可視化できる体制を整えることで、警備場所におけるリスク管理が最適化できます。

警備DXにはAI警備システム「AI Security asilla」を!
〜防犯カメラの映像×AIを活用した次世代の『AI警備』

警備DXのメリットは理解できるものの、既存の警備体制の運用に加え新しいシステムの導入はコスト的にハードルが高いと感じる企業様も多いのではないでしょうか?

アジラの提供するAI警備システム「AI Security asilla」導入の場合、今お使いの防犯カメラをそのまま活用できるため初期費用がかからず、コストを抑えた上でのスピーディなDX化を推進することができます。

警備を依頼する施設側にとっても大きなメリットとなるため、DXを検討している警備会社の方はぜひアジラのAI警備システム「AI Security asilla」をご活用ください。

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■株式会社アジラ
代表者:代表取締役 木村 大介
所在地:東京都町田市中町一丁目4-2
資本金:3000万円
事業内容:AI警備システム『AI Security asilla』開発と販売
公式HP:https://jp.asilla.com/

アジラは、防犯カメラの映像における個人情報・プライバシーに対して、下記指針を遵守しております。

AI憲章:https://jp.asilla.com/ai-charter
情報セキュリティ方針:https://jp.asilla.com/security
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